無料 パチスロ ゲーム

連載

三毒狩り

直木賞作家・東山彰良さんの夕刊連載小説。少年が冒険を通じ成長する姿や家族との絆を、現世と死後の世界を舞台に描きます。

連載一覧

三毒狩り

/86 東山彰良 画 信濃八太郎

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 皮蛋(ピータン)もいて、うれしそうに尻尾(しっぽ)をふりながらワンワン吠(ほ)えている。

「平平(ピンピン)、もう一度やってくれや!」誰かが叫んだ。「おまえのお母ちゃんと雨龍のお父ちゃんはどうやって革命的再生産をやるんじゃ?」

「こうじゃ」そう言うなり、李平は佟雨龍の上で腰を前後にくねらせた。「ふたりとも素っ裸じゃぞ!」

 李秀媚は自分の目が信じられなかった。大きなトンカチで頭をガツンとやられたみたいに、そこから先の記憶が粉微塵(こなみじん)になった。かろうじて憶(おぼ)えていることといったら、無数の酷薄な笑顔だけである。

この記事は有料記事です。

残り661文字(全文923文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集