無料 パチスロ ゲーム

特集

イスラエル・ハマス戦闘

パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。

特集一覧

拉致され「恐ろしい場所」へ 人質だった12歳証言「泣くと銃口」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
イスラム組織ハマスから解放されたエイタン・ヤハロミさん(中央)=2023年11月28日公表、イスラエル軍提供・ロイター 拡大
イスラム組織ハマスから解放されたエイタン・ヤハロミさん(中央)=2023年11月28日公表、イスラエル軍提供・ロイター

 連れ去られたのは「恐ろしい場所」だった――。パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスに拉致された子供たちの境遇が、メディアへの証言で少しずつ明らかになっている。多くの子供は体重が減少しており、医師は「栄養不足の状態にある」と指摘する。

 エイタン・ヤハロミさん(12)は27日に解放された。叔母のコーヘンさんが仏メディアに語ったところによると、エイタンさんはガザに連れ去られた後、まず市民に囲まれて殴られたという。そして最初の16日間は、一人で部屋に閉じ込められた。泣き出すたびにハマスの戦闘員が銃を突きつけ、「静かにしろ」と脅したという。

 その後、同じ集落出身の人々と合流してから少し落ち着いた。エイタンさんのベビーシッターなど知人がいたからだ。エイタンさんは控えめな性格で、まだ当時のことを周囲にあまり話しておらず、コーヘンさんは「自分の感情を吐き出すには時間がかかるだろう」と語る。

イスラム組織ハマスから解放されたエミリー・ハンドさん(右)と父のトーマスさん=2023年11月26日公表、イスラエル軍提供・ロイター 拡大
イスラム組織ハマスから解放されたエミリー・ハンドさん(右)と父のトーマスさん=2023年11月26日公表、イスラエル軍提供・ロイター

 人質への対応は、担当する部隊によっても違うようだ。25日に解放されたエミリー・ハンドさん(9)は、ガザでは友人とその母と一緒に過ごしていたという。米CNNの取材に応じた父のトーマスさんによると、拘束場所には食料と水があり、朝食のほか、昼と夜も食事が時々出された。エミリーさんは殴られることもなかったという。

 ただ、エミリーさんも心に傷を負っている。拘束場所は「箱」のようなところと表現し、拘束期間は「1年」ぐらいに感じたという。解放後、エミリーさんは、トーマスさんに聞こえないくらいの小さな声で話すようになった。「音を立ててはいけない環境だったのだろう」とトーマスさんは推測する。また、今も泣き始めて止まらない時があるという。

 帰還した子供をケアしているダナ子供病院のルベツキー院長は、多くの子供は「栄養が足りない状態」だといい、栄養を補給するサプリメントを渡しているほか、心理的なケアも必要に応じて実施する方針だ。報道によると、人質はパンや米だけを食べているケースが多いという。【エルサレム三木幸治】

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集