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立憲・泉健太代表、就任2年 「敵失頼み」で党内が恐れるシナリオ

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記者団の取材に応じる立憲民主党の泉健太代表=衆院第2議員会館で2023年10月12日午後3時53分、竹内幹撮影
記者団の取材に応じる立憲民主党の泉健太代表=衆院第2議員会館で2023年10月12日午後3時53分、竹内幹撮影

 立憲民主党の泉健太代表は30日、2021年の就任から丸2年を迎えた。毎日新聞全国世論調査で立憲の支持率は10%前後から上昇せず、22年参院選で議席を減らしたほか、国政補選で勝ち星がない。党内で「泉降ろし」は起きていないが、低空飛行を続ける野党第1党の党首に向けられる視線は厳しい。

 「本当にうれしい戦いだった」。泉氏は10月26日、参院徳島・高知選挙区補選(22日投開票)で当選した元立憲衆院議員の広田一氏と党本部で面会し、記者団の前で笑顔で握手してみせた。

 「立憲の勝利」のように喜ぶ泉氏。しかし、広田氏は補選で政党色を抑えるため、無所属で立候補し、立憲から推薦なども受けなかった。立憲が勝ったと言うのは難しく、党関係者は「勝ったように装っているだけ」と冷ややかだ。

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 広田氏は面会後、当面は無所属で活動する考えを記者団に示した。立憲側には早期復帰を期待する声もあっただけに「補選で応援して、ずいぶんお金も使ったのに、執行部の詰めが甘い」と落胆の声も漏れた。

 徳島・高知補選と同じ日に投開票された衆院長崎4区補選では立憲公認候補が落選した。泉氏が代表に就任して以降、立憲は22年参院選で改選23議席から6議席減らした上、今年4月の衆参5補選のうち公認候補を擁立した三つの選挙で全敗し、党内が動揺した。

 泉氏は5月、次期衆院選で150議席獲得できなければ代表を辞任すると表明した。衆院定数465の過半数に及ばない目標ながら、前回の21年衆院選で立憲が獲得したのが96議席だったことを踏まえれば、自ら退路を断ったとの受け止めも党内にはあった。

 しかし、11月4日、東京都内での講演で「5年で政権交代」と発言し、党首としての覚悟に疑問符が付く。衆院議員任期が切れる2年後の25年までに次期衆院選は実施される。小沢一郎衆院議員は「野党第1党が次の総選挙は政権を目指さないと言ったら支持するやつなんかいない」と非難した。

 泉氏は15日のインターネット番組で「次の総選挙で単独過半数は無理でも、自公を過半数割れに追い込み、野党が政権を取るチャンスはある」と主張した。火消しを図った格好だが「岸田政権に対し国民の不満がたまっているのに『150議席では単独で政権を取れない』という理屈を言っている場合ではない」(幹部)と嘆く声が漏れた。

 次期衆院選を巡っては、与党が289小選挙区のほぼ全てで公認候補を内定したのに対し、立憲は160小選挙区あまりにとどまる。泉氏は200小選挙区以上に擁立する考えだが、候補者選びは遅れている。さらに他の野党との候補一本化も課題だ。

 小選挙区は一人しか当選しないため、野党候補が乱立して政権批判票が分散すれば、与党候補に競り勝つのは難しくなる。立憲は「野党議席の最大化」(泉氏)のため、接戦が予想される小選挙区では共産などに独自候補の擁立見送りを期待するが、先行きには暗雲が垂れこめている。

 泉氏は衆参2補選が投開票された翌日の10月23日、国会内で共産党…

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