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私大で6割、受験の新潮流「総合型選抜」 合格メソッドとは

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大学入学者に占める総合型選抜・学校推薦型選抜の割合
大学入学者に占める総合型選抜・学校推薦型選抜の割合

 大学受験の新潮流である「総合型選抜・学校推薦型選抜」を選ぶ生徒が増加し、来春は私立大入学者の6割に上ると予想される。多種多様で「情報戦」の側面もある方式の受験にどう臨めばいいのか。合格メソッドを探った。【大沢瑞季】

大手予備校が対策講座

 7月上旬、東京・新宿の河合塾オフィス。小論文科講師の渡辺まゆみさんが、ノートパソコンの画面越しに、高校3年の男子生徒と向き合っていた。事前に提出された志望理由書に、次々と赤ペンを入れていく。

 「何でこの活動に参加したの。何を学んで、合格したらどう生かしたいの。もっと詳しく書くといいよ」

 「自分の興味関心を過小評価しないで。自信を持ってアピールして」

 大手予備校の河合塾は、2023年度から首都圏と近畿圏で選抜方式の受験対策プログラムを新規開講した。1回45分のオンラインによる個別指導だ。

 講師が質問を投げかけ、生徒の思いを引き出して言語化する。授業を終えた男子生徒は「自分では気づけませんでした。できるだけ、書き直してみようと思います」と笑顔をみせた。

GMARCHなども4割

 18歳の人口が減少する中で安定的に学生を確保し、多様性がある生徒や大学の理念にマッチした人材を入学させたい。こうした大学側の狙いから、一発勝負の一般入試から選抜方式に比重がシフトしている。

 選抜方式は、学習意欲や目的意識を重視し、多面的に生徒を評価する。志望理由書や面接、小論文を課すことが多い。

 河合塾による調査では、21年の大学入学者のうち選抜方式が占める割合は、私立大が6割弱、国公立が2割強。ここ20年間で私立大で2割、国公立大で1割増えた。GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)などの難関大でも4割がこの方式による入学者だ。中堅以下の大学では6割に上る。

 河合塾の対策プログラムは定員のほとんどが埋まり、24年度は全国展開する予定だ。担当者の羽賀健亮さん(32)は「今後、選抜方式を選ぶ受験生が増えるのは間違いないでしょう」と話す。

増える一般入試との併用

 羽賀さんによると、最近は一般入試と併用する生徒が増えているという。例えば、一般入試で第1志望、選抜方式で安全校を受けるケースだ。

 「チャンスを広げたいと考える生徒が多いです。いち早く安心感を得たいという、親や生徒の安定志向の強まりも関係しています。選抜方式で安全校の合格を確保できれば、第1志望校に向けた勉強に集中できるので、有利です」

 プログラムでは、受験生がこれまでの自身の活動を深掘りして強み・弱みを自己分析し、大学で学びたいことや関心のある職業を書き込んだ「じぶんカルテ」を作成。これをベースにして、志望理由書を練り上げ、小論文や面接の対策を進める。

 大学による募集要項の発表が6月前後。河合塾は5月に対策講座を始める。9月からの出願に合わせて、夏までには出願書類の対策を終わらせ、以降は面接や小論文対策に取り組む。羽賀さんは「ちょうど基礎固めの時期となる夏休みに、出願書類を作成することになり、時間が限られるのが併用とのネックになる」とし、一般入試対策とのバランスを考えたカリキュラムを組んだという。

上がる合格のハードル

 選抜方式について、以前は「青田買い」「学力が伴わない学生が入学している」との見方があったが、現在は事情が異なる。1000~2000字の志望理由書や、大学4年間の学習計画書の提出など、合格へのハードルは上がっている。

 選抜方式の存在感が大きく増したのは15年、国立大学協会が21年度までに定員の30%をこの方式で入学させることを目標に掲げたからだ。16年度には東京大、京都大が参入。その後も参加する大学が増えた。

 出願書類や試験内容も学部学科ごとに異なってきており、羽賀さんは「入試は多種多様で、情報戦の側面が強くなっています」。学校によって出願書類や条件が変わるので、早期から情報を集め、準備を進めることがカギになるという。

合格へのハードルが上がっているという総合型選抜。難関大も目指す中学生の取り組みを紹介します

探究学習がカギ?

 高校側はどのように対応をしているのか。

 23…

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